2歳児からのプレ幼稚園「ちあきっず」はどんなところ?

辰巳の森海浜公園からほど近い、江東区辰巳にある幼児教育施設「ちあきっず」、過去にも取材にお伺いしたことがあるのですが、2021年度から「2歳児からのプレ幼稚園」として運営方法を変更されるということで再度お話を伺ってきました。

ちあきっずってどんな施設?

ちあきっずは、江東区の公立幼稚園が2年保育のため 年少さんの1年間を過ごす施設として運営されていた保育施設なのですが、その後3年保育の認可外保育施設へ移行、そして新型コロナウイルス感染症などによる影響や江東区の子育て世帯のニーズを踏まえ、2021年度から2歳児からのプレ幼稚園として運営する方針となりました。

年々変化する子育て世帯のニーズをしっかりキャッチした柔軟な対応は小さな園ならではかもしれません。前回に取材にお伺いした時も感じたのですが 施設長の上野先生は保護者に寄り添う姿勢がとても素晴らしく、保育内容はもちろんのこと、いかに保護者の負担を減らすかというところにも注力されています。

2020年の様子はこちらの記事でもご紹介しています。

どうして2歳からの施設にしたのか、聞いてきました

保育園が増え、区立幼稚園も3年保育へ徐々に移行していく流れとなっていく中、現在も2歳児を対象に行っている「プレプレクラス」への問い合わせがとても多かったんだそうです。

2021年度までのプレプレクラス(2歳児対象)は週1回、水曜の午後という設定でしたが、それだとやはりお子様が環境に慣れるまで時間がかかってしまうこと、午後というタイミングはお昼寝の時間と重なってしまうこと、そしてこれまでの経験から、成長が飛躍的にみられる2歳児という時期にもう少し、じっくりと教育的なプログラムを実施したら素晴らしく吸収するのではないかという想いから週5日制への移行を決意されたそうです。

【募集要項】

2歳児クラス(3歳児も応相談)

基本預かり時間 9:00~12:00(お弁当なし)

※17:00までの延長保育設定あり、夏休み期間などの長期休みなし(お盆・年末年始を除く)

基本的には1年間で成長していくようカリキュラムを組んでいるため、4月入園をお薦めしますとのことでした。おもちゃで遊ばせるだけの単なるお預かりではなく、週1度程度持ち帰れるような工作をしたり、リトミックの要素を毎日の保育の中に取り入れたり、近隣の辰巳の森海浜公園などまで散歩に出かけたり、月に1度はサッカーや空手などの専門コーチによる指導、もちろん、季節を感じるイベントごとなど幼稚園と同じような保育内容でのお預かりをし、最終的にはみんなの前で堂々と発表ができるのを目標とし3歳クラスへ送り出せるようにしますとのことでした。

すごい・・・!先生方の熱意。2、3歳児って本当に素直で可愛いんですよ、と現在も3歳児と一緒に通っている2歳児さんを見学させていただきましたが、体の小ささを除けばどの子が3歳でどの子が2歳か分からないくらいしっかりしています。やはり、環境って大事なんですね。

2歳児って2人育てた経験からですけど本当に・・・自己主張もでてくるしイヤイヤも増えるし元気だけはいっぱいだし、連れて買い物に行くにも一苦労。30分で済む用事が3時間かかっても終わらない、かといって今は新型コロナウイルス感染症の影響で児童館なども人数制限され、その場に一緒になったお友達とも接してよいのやら悪いのやら、お友達に興味を持つ時期なのに迂闊に人に近づけるのも憚られる、、、子どもも他者やいろいろなものに興味を持ち出す時期、親の方もずっと面倒を見るのは厳しい、ちょっとどこかに預けて息抜きしたいけれどこの辺りは預けるところもなくて、、、というスパイラルに陥りやすい時期なんじゃないかと思うんです。

そんなとき、1日3時間だけ預かってくれる施設で、いつものお友達と伸び伸びと遊んでくれたら。

そういうニーズ、個人的にはかなりあるんじゃないかと思いました。

また、「〇〇教室」のようなお受験対策などできますか?という質問も受けられるようなのですが、「きちんと座って話を聞く、自分の名前などの受け答えができるようになるなど自然と1年間のカリキュラムの中で習得していくので役に立たないことはないと思うが特に幼稚園受験に向けてのお教室ではないので」とのことでした。

保護者目線での対応が素晴らしいです

個人的にすごいなぁと思ったのは、やはり保護者の方に寄り添ってくださる姿勢です。

9:00~12:00という基本保育時間設定ながらも、子どもの様子を見ながら保護者のニーズがあれば~14:00までのお預かり、~17:00までのお預かりと段階的に延長していくことも可能だそう。

就業されている方や、求職中・就労日数などで点数が足りなくて保育園に入れない方にも通いやすいようになっています。

また、卒園児に限り、未就学期間中(年長さんまで)は、幼稚園の後の時間や夏休みなどのお預かりが可能とのこと。これってすごいですよね。毎年夏休みなどは15名ほどの卒園生が通っているそうです。

他にも、希望すれば延長保育時のランチサービスが受けられます(専門業者によるお弁当の宅配)。保護者や家族の体調不良の時などにもとっても助かりそうですね。

新型コロナウイルス感染症の影響でなかなか保護者の方が園内に入ることが難しくなってしまっているので、園内の様子は保護者の方へ写真やメールなどでこまめに報告されているそうです。保育中の様子が分かると預けていても安心できますね。まだお話が上手にできなかったり意思疎通が難しい年齢だからこそ、先生から直接保育内の様子をうかがえるのはいいなぁと思ったポイントでした。

これまでの卒園児は3歳児保育だったこともあり、区立辰巳幼稚園、区立豊洲幼稚園、区立ひばり幼稚園、また保育園の4歳児クラスなど様々だったそうですが、2歳児クラスからとなると、3年保育の幼稚園やこども園へ行かれる方も増えそうです。施設長の上野先生はご自身も2児のお子様がいらっしゃることからいろいろアドバイスもしていただけると思います。

気になる方はお問い合わせを

当然こちらの記事ではお伝えしきれないので、詳しい案内は「ちあきっず ホームページ」や、入園のご案内に書かれています。

なかなか預け先がない!という方も、選択肢の一つとしてご検討されるのもいいかもしれませんね。

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