3年保育へ移行した保育施設「ちあきっず」を取材してきました

こんにちは。

湾岸地区に住んで9年、湾岸地区大好き わん子 です。

東京都江東区辰巳にある保育施設「ちあきっず」をご存じですか?

区立幼稚園へ入園する前のプレ幼稚園として、3歳児(3年保育の年少児)のみを1年間、幼稚園類似施設としてお預かりする保育施設として2014年に開園した「ちあきっず」ですが、2020年より3年保育の認可外保育施設となりました

そして、2歳児クラスの学年のお子様でも一部、お預かりが可能となったようです。(※3歳のお誕生日を迎えられていて双方向のコミュニケーションが取れる、そろそろお友達と遊びたい!というお子様向けなど条件があります)

今回はそんな「ちあきっず」さんを取材してまいりました。

「ちあきっず」とは?

2014年に、3歳児(3年保育の年少クラス)のみを1年間お預かりする保育施設として開園しました。施設長の上野さんは2児の男の子のお母さま。上野さんのお子様が3歳のときに「預けたいと思う園がない!それなら自分で作ってしまおう!」と、ご主人と共に立ち上げられたこちらの園は、こうだったらいいな、という理想が詰まった保育内容・保護者にも嬉しい内容を追求しています。

2020年には、3歳児のみのお預かりから、3歳~小学校入学前までのお子様を預かる認可外保育施設へ移行されました。

江東区では、保育の必要性の2号認定を受けられた保護者の方には、認可外保育施設への通園で補助金が支給されます。

希望する保育園に入れない・そもそも保育園に空きがない・フルで働いていないので点数が足りない・働きたいけど求職中では保育園への点数が足りない・幼稚園は親の出番が多くてちょっと大変・そろそろどこかに預けたい・子どもがお友達と遊びたがるのに親が毎日誰かと約束するのは難しい・早期から集団行動を身に付けさせたい・・・

などなど、ふと思いつくだけでも子どもを預けたい理由っていっぱいありませんか?

それなのに、一時保育はとれないし、運よく予約が取れても預けるたびに違うお友達だと子どもがかわいそう・・・

わん子自身も、まさにそう思っていました。

ちあきっずは、17時半までのお預かりや夏休みなどの長期休みでのお預かりなど、育児を中心にしながらもパートなどで働くお母様を応援する施設として、保育園と幼稚園の中間のニーズを汲み取ってくれている園だと思います。

どんな園なのか実際にみてきました

わん子 のお友達にも「ちあきっず」出身者が何人かいるので、前々から噂はよく聞いていました。湾岸地区、3年保育の幼稚園が激戦すぎて「複数園受験したけれどすべてご縁がなかった」という声も聞くほどです。転勤やお引越しなどでいらっしゃって、幼稚園にこんなに入れないなんて知らなかった!今からだとどこにも入れるところがない!という方も毎年いらっしゃるようです。

今年から3年保育へ移行する1年目とのことで、今年度は年少さん(3歳児)が中心となって現在約18名のお子様が通っていらっしゃるとのこと。

来年以降は、区立幼稚園などへ移られる方、そのまま「ちあきっず」へ残られる方、進路は様々かと思いますが、学年を越えて縦割り保育で、一人ひとりの「できる・これから」に合わせた保育内容をしていく予定とのことでした。

ちょうど「あさのかい」を見学させていただいたのですが、園の中では3歳のお子様たちがお行儀よく座って、先生と一緒にご挨拶、お歌をうたったり手遊びをしたり。

「キラキラ星」のお歌は「キラキラひかる~」と「ドドソソララソ~」のドレミでの歌詞でも歌われていて、今はまだ歌詞としてそういうものかな、という認識でも、いずれ鍵盤ハーモニカなどに出会ったときに「これが音階だったのか」と気づいてくれるといいな、と将来につなげようという先生方の思いがあるそうです。

また、幼少期からしっかりとお椅子に座って先生のお話を聞く、というスタイルを身に付けさせていくことで、小学校へ進学してからも45分の授業を苦痛なく座って受けることができるよう自然と身に付けさせていく方針だそうです。

自由保育というよりは設定保育型で、みんなで制作をしたり公園へ出かけたり規律をしっかり身に付けられます。特に制作には力を入れていて、ノリやハサミの使い方も個人個人に合わせて教えてくれます。作品が出来上がると形に残るので子どもたちは制作活動が大好き!当然、楽しくはしゃぐときは子どもらしく体を動かすことも重要なのでメリハリのついた園生活が送られます。

園にはとても可愛い制作物が飾られていました。

延長保育や夏休み期間中の一時保育など、保護者にとっても助かるサービスがたくさん。卒園後も就学前まで一時保育を利用できる、希望すればランチサービスもあるなど、ありがたいことづくめです。

「ちあきっず」の場所は辰巳なのですが、近隣の東雲や豊洲から通園される方がやはり多いそうです。

卒園生の保護者の方からは「ちあきっずでラクをさせてもらっていたので区立幼稚園に入ってから結構大変でした!(お弁当必須・お迎え延長なしなど)」という声も聞かれるとのことでした。

プレプレクラス

昨年度までは「プレプレクラス」として2歳児のお子様を3時間お預かりするクラスを開催していましたが、2020年度は新型コロナウイルスの影響でお休みしているようです。

その代わり、冒頭にも書きましたように、3歳のお誕生日を迎えられているお子様はお預かり可能とのこと。

子どもって本当に個人差があるのでそのあたりはお母様と園長先生の判断になりますが、3歳のお誕生日を迎えられていて、意思疎通ができて、お友達と遊びたい!というようなお子様はこちらに通うことができるそうです。現在も通っているお子様もいらっしゃるとのこと。1学年上のお兄さん・お姉さんと日々一緒に保育を受ける中での刺激もあることでしょう。

この制度、早く知っていたら・・・!!!と思ってしまいました。なかなか2歳児クラスでお預かりしてくれるところって、インターナショナルっぽいところしかないんですよね・・・。日本語でいいんだけれど、とか、インターナショナルは高い!という方、これは朗報ではないでしょうか!?

まとめ

3歳児保育の園、と思っていましたが、3年保育への移行、そしていろいろ保護者の声を汲み取って柔軟に対応してくださる先生方・・・

はっきり言って、外から見たらキラキラした幼稚園ではありません。

でも、子どもが楽しく通えるように、子どものためになることを、経験に基づきながら常に考え続けてアップデートしてくれている先生方のお考えにはとても共感できるところがありました。

また、初期費用がほとんどかからず、用意するものも最低限という「(年少だけ通園の場合)1年だけのためにそんなに準備が必要なの?」とならないような保護者に寄り添った園の方針などもとても考えられているなぁと思いました。

SNSでの情報公開などもしてくれているので、保育の様子がよく分かるのも安心ですね。

ご興味のある方は、園からいただく「入園のご案内」がとってもわかりやすかったので一度お問合せされてみてはいかがでしょうか。

施設概要

ちあきっず

東京都江東区辰巳1-9-49

電話:03-5534-6505(受付時間 平日10:00-17:00 )

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